持続的に成果を出す組織を作るのに効果的な〇〇理論!今、世界で注目されるウェルビーイングとは?
- Chika Kawai
- 2023年9月7日
- 読了時間: 5分
社員のモチベーション低下や離職、休職率の増加など、
メンタルヘルスの課題に悩まれている企業は多いのではないでしょうか。
また、一部の有能な社員に仕事が集まり、過度な負担を強いられている、
特定の課は人間関係があまり良くなく、個人のタスクは最低限こなすものの、
チームとしての一体感や成果は見られない・・・など
マネジメントに関わる課題についても、多くの企業から聞こえてきます。
メンタルヘルスとマネジメント。
どちらも昨今、ポジティブ心理学や経営学の研究を背景に
ウェルビーイングという切り口からアプローチされています。
2012年の米イリノイ大学の研究で、エド・ディーナー名誉教授は、幸福感の高い社員は創造性が3倍高く、生産性も31%高いと明らかにしました。またアデコ・グループ・ジャパンが2022年8月に発表した試算によれば、日本で働くすべての人がビジョンを持って生き生き働けるようになれば、国の生産性は年間22兆3624億円も高まると言われています。
上記は一例ですが、研究を背景に開発されたワークやアクティビティを元に、
企業のメンタルヘルスやマネジメントの課題にウェルビーイングを切り口に
アプローチする企業が増えています。

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皆さんは、ウェルビーイングについてどれくらいご存知でしょうか?
少し曖昧な定義に捉えられがちな言葉ですが、スパークルでは
ウェルビーイングを、世界保健機関(WHO)の定義に基づき、
個人が身体的、精神的、社会的に「よい状態」であることと定義します。
今回は、数あるウェルビーイングの研究の中でも
持続的に成果を出し続ける組織作りに重要なPERMA理論をご紹介します。
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ウェルビーイングの「よい状態」については、様々な角度から研究されており、
その中でも代表的な理論が「PERMA理論」です。
ポジティブ心理学の権威の1人である、マーティン・セリグマン博士は、
個人の幸福やウェルビーイングを向上させる要素として、
PERMA理論で5つの要素を提示しました。
PERMAは以下の要素を表しています:
1. P - Positive Emotion(ポジティブな感情): 楽しみ、喜び、愛、希望などのポジティブな感情を経験すること。日々どれくらいポジティブな感情を感じているか。
社員のメンタルヘルスにも繋がる要素です。
2. E - Engagement(没頭): 自分の興味を引く活動に没頭することによって、フロー(流れ)と呼ばれます。フローとは、活動に完全に集中して、時間を忘れているような状態を指します。仕事に集中している状態を表す、ワーク・エンゲイジメントもの重要度も高まっています。
3. R - Relationships(関係): 良好な人間関係や社会的なつながりは、幸福感と満足度に重要な影響を与えます。友人、家族、コミュニティなどとの関わりが含まれます。
組織の成功循環モデルや心理的安全性などチームの関係の質がチームの結果の質に
影響を及ぼすことをご存知の方は多いかと思います。
4. M - Meaning(意味): 活動や目標に対して意味や目的を見出すことが、人々の満足感と幸福に貢献します。自分の行動が価値あるものと感じることが重要です。
社員の皆さんはどれくらい自身の仕事に「意味」や「意義」を見出せているでしょうか。この「仕事の意味」が仕事へのモチベーションに繋がります。
5. A - Accomplishment(達成): 目標を設定し、それを達成することによって自己評価や自信が高まり、幸福感を得ることができます。成果を出すことや成長することが含まれます。社員の皆さんは、職場においてどれくらい自身の「成長実感」や「達成感」を感じられているでしょうか?
PERMA理論は、これらの要素をバランスよく取り入れることによって、人々の幸福感やウェルビーイングを促進することを提唱しています。この理論はポジティブ心理学の視点から、単なる疾患の克服ではなく、人々の良い状態を向上させるアプローチを強調しています。

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持続的に成果を出す組織を作るには、PERMAの5つの要素が重要です。
スパークルでは、様々な理論や研究を背景にしながら
対話や体験を通じたウェルビーイングを高める研修を提供しています。
例えば、離職防止やメンタルヘルス向上を目的に、
カードゲームを使って遊びの要素を取り込みながら、
大切にしたい価値観を見つけ、その価値観を大切にしながら
働く方法を考えるワーク・エンゲージメントを高める研修や
マネジメントの課題を解決するチームビルディングを目的に
身体を使う競技性のあるアクティビティを使った
チームビルディング研修などを提供しています。
いずれも、ゲームやアクティビティを利用して、
楽しみながら、P-ポジティブ感情を高めたり、
共同作業の中で、R-関係を良くしたり、
個人やチームにとっての E-没頭 とは何か、M- 意味(働きがい)とは何か、
そして、A-達成 (業績)するためにどんな工夫が必要か考えながら、
研修を通じて、個人、そして組織のウェルビーイングを高めていきます。
そしてこの研修での気づきを仕事や日常のウェルビーイング向上につながるよう、
振り返りのフォローアップをし、更なる成果へとつなげています。

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余談ですが、参加者の方が研修を通じて少しずつ表情が解けてきたり、
挑戦したい目標を見つけて、目が輝いたりと、日々研修で遭遇する
一人一人の参加者の方々の変化に、私たちはやりがいを感じます。
入り口はメンタルヘルスやマネジメントの課題とそれぞれですが
通じるところは、社員、そして組織のウェルビーイング向上です。
組織の感情がポジティブに、そしてウェルビーイングが組織に浸透し、
持続可能な成果を出せる仕掛け作りに貢献できるよう、
引き続き、スパークルは研修の開発と提供に邁進します。

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